2024年10月・宮崎行って帰るだけ

国内旅行記

購入時の記憶はないものの、ITM→KMIの往復航空券の購入履歴があったので、宮崎に行ってきました。

往路はJAL2431便(7時10分発、8時20分着)、復路はJAL2434便(12:20分発、13:20分着)。
滞在時間は4時間の弾丸日帰り旅。もはや旅なのか?わかりません。

とにもかくにも、7時10分発に間に合うよう、朝5時にアラームをかけて就寝。
目が覚めたのは朝の3時。
二度寝ができない質なので、そのまま準備をしてまったり空港へ向かいます。

早めについたのでラウンジで一休みしようかしら、と思ったものの、カードラウンジ(ラウンジオーサカ)は6時半開店。
ぼちぼち混んでいる保安検査を思うと立ち寄る余裕はないと判断してさっさと制限エリアへ。
コンセントを確保してぼんやり搭乗時刻を待ちます。

この日の天気は、大阪は降水確率70%、宮崎は80%というあいにくの予報。
ただ、大阪の70%は無事回避できたようで雲は残りつつも晴れ間が見える良い天気に。

日光浴できるベンチもあり、気分は常夏(?)。
往路はJ-AIRのE170という初めて乗る機体。

朝日を浴びて輝くミニマムな機体。
優先搭乗の案内はあったもののほぼ搭乗者はおらず。
みんな仲良くぞろぞろと乗り込みます。

E170は全席普通席の全76席。
おもちゃの飛行機に乗ったような不思議な感覚。
搭乗口で待つ人は少なかったものの、いざ乗ってみると空席率は低め。
私はいつも通り前方通路席を取っていましたが、窓際にはガタイの良い男性が狭そうに座っていました。
幸い、通路を挟んだ隣の席がキャンセルなのか2席とも空席だったので、客室乗務員の方に確認した上でそちらに移動させてもらうことに。

いざ離陸し、ミニマム機は揺れるのでは?と思いきや、
離陸前の移動が少なく、走り出してすぐに飛んだので地面を走るガタガタ揺れはほとんどなし。
機体の影響なのか操縦士の腕なのかは分かりませんが、着陸までずっと快適で、シートの形状含めて今まで乗ったどの飛行機よりも好みな感じ。

普段は窓からの景色はあまり見れないので、目に焼き付けるように外を眺めていました。

コンソメスープもいただき、まったりと雲の波を眺めているうちに宮崎ブーゲンビリア空港へ到着。
窓側席だと外を眺めているうちに時間が過ぎるので、体感の搭乗時間がとても短いことを知りました。

お隣のANAさん。
到着時は降っていなかったものの、地面は濡れており、天気は微妙な感じ。

ちゃっかり飴をいただいてから空港を後にします。

事前に決めていた予定としては、九州のうどんが食べたい!+カードラウンジで日向夏ジュースが飲みたい!の二つ。
うどんについては目当てのお店は事前に決めていましたが、それ以外の予定は未定。
せっかく宮崎に来たのでスタバのチェックインくらいはやっておくか、と思い空港の入り口でグーグルマップで検索。
最寄りのスターバックスは空港から歩いて30分、ということで歩いて向かうことに。

小雨が降ったりやんだりの微妙な天気だったものの、大雨ではないので特に歩くのに問題はなし。
ひたすら歩き続けて30分弱、スターバックス宮崎赤江店へ。

なんで宮崎まで来て日本中どこにでもあるスタバに…という気もしなくもないですが、
マイストアパスポートをコツコツ貯めている身なので、隙あらばチェックインしたい所存。

向かい合って2店舗あり、てっきり同じ店だと思ってスルーしたものの、実は別の店舗だったようで非常に悔しいです。

スタバを出てから、そういえばうどんのお店とスタバの位置関係を全く見ずに来てしまったことに気づき、慌ててチェック。
スタバから歩いて30分弱、歩けない距離ではないのでまぁ良いか、と出発。

国道沿いを歩いていたこともあり、周りに車両は沢山走っているものの、歩行者はほぼなし。
等間隔に並んだ南国っぽい木の間に、等間隔でクモの巣が張られ、カラフルでとんでもなく巨大な蜘蛛が鎮座。
半べそになりながらも黙々と歩き、目的地の山椒茶屋へ。

ありがたいことに休日は朝9時から空いているようで、
9時半に1時間歩いて昼食を食べにくる狂人にも優しいお店です。

ログハウス風の木のぬくもりを感じさせる店内。
ぼっちかと思いきや、2組ほど家族連れのお客さんもいて、一安心。

照り返しがすごいメニューを眺め、名物(?)のごぼう天うどんを注文。
どのメニューにもサラダ&おつけものが無料でつきます。
店内にあるおでんの提灯が気になり、あれも注文できますか?と尋ねたところ、好きに取って後で申告してください、というザルっぷり。

サラダ&つけものコーナーはこんな感じ。
キャベツ、海藻サラダ、水菜、大豆の水煮がセッティング。
色合いが残念な感じですが、その時々で内容は変わるそうです。
さくっとmyサラダを作成し、待ってましたのおでんコーナーへ。

しみしみの濃いおでんがずらっと並ぶ美しい光景。
全て150円也。

今からうどんをゆでるので15分くらい待ってもらえますか?と九州弁のかわいらしい店員さんに言われ、とりあえず取ってきたサラダとおでんをいただくことに。
関西のおでんとは出汁の色が全く違い、もはや黒光りしている卵は宝石のよう。
出汁の香りだけでなく、スモークしたような焦げの香りも相まって、私の知っているおでんとは別物。お酒が飲める人は間違いなく好き、な大人向けの最高のおでんでした。

そうこうしているうちにゴボウうどんが到着。

写真では伝わらない、ほぼ洗面器サイズのどんぶりに、そこからあふれ出るゴボウ天。
レビューでゴボウ天は揚げたてではない、と予習済みでしたが、揚げたてだったらあまりの熱気でしばらく食べられなかったと思うので、冷たくて正解。
巨大どんぶりに入っているうどんが熱すぎて、10月だというのに汗でびっしょりになりながらうどんをすすることに。
九州のうどんはコシがない、と聞いていましたが、たしかに讃岐うどんのようなコシはないものの、表面のつるつるプルプル感ともっちりした歯ごたえで、私はとても好きでした。
うどんだしでふやけたゴボウ天も非常に美味。
美味しい熱い美味しい熱いを繰り返しながら無事間食。
これだけ食べて1000円ちょっと、物価高のご時世にありがたいお店ですね。

予定は未定な徒歩移動、何が起こるか分からないので早め早めに移動すべくすぐにお店を出て、宮崎空港へ向かいます。

移動距離は6.6km。
宮崎までウォーキングをしに来たのか、もはや滞在時間のほとんどを歩行に費やしている状態。意味が分からない。

近所では見ることができない囲いがされていない線路に哀愁を感じ、

無事、宮崎ブーゲンビリア空港へ帰還。

残り時間もあまりないので、流れるようにカードラウンジ、ラウンジひなたへ。

ミニ冷蔵庫の中には、ラウンジあるあるの牛乳、トマトジュース、青汁ではなく、日向夏ジュースとヨーグルッペが鎮座。
心の中でおおはしゃぎしつつ、念願の日向夏ジュースをたっぷりグラスについで、一人がけのソファへ移動。

なんともいえない酸味とほろ苦さ。
飲もうと思えばどこでも飲めるかもしれませんが、宮崎空港のラウンジで飲むことに価値があるんや、と日向夏ジュースを噛み締める汗びっしょりの中年女(7km弱徒歩移動)。
ヨーグルッペも気になりつつ、搭乗時刻が気になりそそくさと退室。

ラウンジを出てすぐに保安検査へ向かおうと一瞬思ったものの、せっかく宮崎に来たんだからもう少し宮崎を楽しみたい…!と、到着時はオープンしていなかったジューススタンドを覗き見。

フレッシュジュースも気になりつつ、ひときわ目を引く、マンゴーソフトクリームをオーダー。

トッピングのマンゴーが冷凍なのはちょいと残念ながら、濃厚なマンゴー味のソフトクリームは満足度の高い一品。
ニコニコ笑顔でソフトクリームを食べていると、JALから”搭乗手続きのご案内”なるメールが。
今までこんなメールが来たことはなく、一瞬なんで?と思ったものの、気がつけば搭乗時刻30分前。
さすがにマズいと保安検査へ向かうと、保安検査場はまさかの大行列。
間に合うことを祈りながらなんとか保安検査を通過。ベタベタの手を洗うためにトイレに立ち寄ってそのまま搭乗口へダッシュ。
無事間に合ったものの、保安検査場は余裕を持って通過しましょう、という教訓を得ました。

一番端の搭乗口、ゲートを通過してからもそこそこ移動があるので歩きながらぼんやり外を眺めていると、どこかで見覚えのあるカラーリングが。

なんと復路はミャクミャクラッピングの機体!
こちらもはじめましてのミニマム機、E190。
往路のE170と違い、この機体は小さいながらもクラスJの座席がありました。

さらば宮崎、また会いましょう。
この機体も非常にスムーズに離陸、地上の移動もほとんどなく、すぐに飛び立つところも私ごのみ。
E170と座席は同じような感じ、私の体型にとてもフィットしてすこぶる快適でした。

歩き疲れた体と快適な機体、眠りに落ちないはずもなく、離陸してすぐに入眠。
気がつくと着陸姿勢で、離陸と同じくスムーズな着陸は半覚醒の身体にも優しかったです。

いざ機体から降りようとすると、なんと、初めての沖止め!
これが噂の!と感激し、念願のミャクミャクラッピングを間近で見れることに再度感動。

う~ん、これが命の輝き。

ちゃっかり飴ももらい、大変快適な搭乗でした。
ありがとう宮崎。ありがとうJ-AIR。

現地滞在時間は短かったものの、やりたいことだけさくっとやって帰る日帰りスタイルは私の性に合っていると感じた旅でした。
いつか乗り遅れそうで怖いけれど、またやると思います、たぶん。

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