福岡⇔宮崎ピストンとは?
JGCの修行僧に有名な福岡空港と宮崎空港を往復する修行のこと。
・短距離のため飛行時間が短い
・短距離のため運賃が安い
・1日あたりの運行本数が多い
という、ひたすら搭乗回数を稼ぎたい修行僧にとっては最高の路線です。
- 飛行時間が短い
福岡→宮崎は約45分、宮崎→福岡は約55分。
数をこなす上で、飛行時間は短ければ短いほど良い。
ちなみに同じく人気の伊丹⇔羽田路線は約1時間5分。
時間だけ見ればここにそこまでの差はありません。
- 運賃が安い
時期や予約するタイミングにもよりますが、
福岡⇔宮崎間は往復セイバーで7000円台後半~8000円台で購入できます。
セールのタイミングであれば伊丹⇔羽田路線も安いチケットはありますが、
基本的に1万円以上するため、金額では圧倒的に福岡⇔宮崎の方が優位。
- 1日当たりの運行本数が多い
この路線が人気な一番の理由はここでしょう。
2024年11月現在の運行スケジュールは下記の通り。
福岡発便、宮崎発便ともに1日に7便出ています。
国内線の乗り継ぎ時間の目安は30分と言われているのでそれを加味しても
理論上は1日に5往復、10便に搭乗することができます。
あまり休みが取れない人、忙しい人、短期間で搭乗回数を稼ぎたい人にうってつけ。
LSPが始まる前、FOPで修行をしていた人たちからも、回数を稼ぐにはこの路線!と人気だったようで、福岡宮崎ピストン、と調べると先人たちのありがたい記録が沢山出てきます。
実際にやってみた
今回のスケジュールは下記の通り。
色つきの部分が乗り継ぎ30分区間。
私は飛行機に乗り慣れていないので、ピストン修行の予行練習として1往復分トライしてみることに。
まずいつも通り早朝に伊丹空港へ。
カードラウンジは6:30オープンなので立ち寄らず(れず)、保安検査を通過します。
伊丹空港の保安検査は比較的スムーズに流れる方だと思いますが、特に朝は混みがちな印象があるので、早めに通過した方が良いかもしれません。
保安検査通過後、中の飲食店はまだ開いていませんでしたが、フードコートの机でそれぞれ持ち込んだ(売店で買った?)朝ごはんを食べていました。
私は朝食は済んでいたのでそこもスルー、搭乗口近くで電源を確保し、のんびり待機。
この日は朝5時に起きるつもりが2時半に目覚め、その後二度寝もできなかったためコンディションは悪め。
伊丹→福岡便は、その次の乗り継ぎまでかなり時間があるので特に急ぐ必要もなく、窓側の席を確保。
搭乗後は猛烈な睡魔に襲われ、離陸も機内サービスも一切の記憶なし。
目を覚ますと、「福岡空港混雑のためしばらく上空で待機します」のアナウンスが流れていました。
なかなか着陸許可が下りないようで、そのまま上空で何度か旋回、8時25分着の予定でしたが実際に着陸できたのは45分くらい?でした。
福岡空港についてからは所要(※スタバチェックイン)で佐賀まで移動。
出発約1時間前の12時に福岡空港に戻りました。
事前チェックイン
福岡宮崎ピストンについて調べていたときに目についたのは、
修行僧の方はみなさん福岡空港でその後の全フライト分のチェックインを済ませて搭乗券を出してもっていたこと。
よく分からないまま、JALチェックインカウンター付近をウロウロ、声をかけてくれた係員の方に、今後短時間での乗り継ぎがあるがその場合の手続きは何かあるか?と質問。
有人カウンターに案内してもらったので、そこで再度同じ内容を伝えてみました。
その結果、
・乗り継ぎとしての予約ではなくそれぞれ別で予約しているため(伊丹⇔福岡の往復と、福岡⇔宮崎の往復でそれぞれ発券)、JAL側では乗り継ぎがあると認識されていない
・そのため、遅延等があったときに案内ができない
・事前に有人カウンターで予約を1つにまとめて(乗り継ぎ扱いにして)おけば、係員から案内ができるのでその方が安全
・都度、保安検査を通過する必要もなし
・JALアプリのQRでも問題はないが、心配であれば全ての予約分紙のチケットを出しておきますよ
とのこと。
お言葉に甘えて紙のチケットを出してもらい、ホクホク。
激長の保安検査をなんとか通過すると、機材遅れのため宮崎行が遅延との案内が。
朝の伊丹発もそうですが、どうやら福岡空港はここ最近常に離着陸が混雑しているらしく、
着陸できない→到着が遅れる→機材遅れで出発便が遅れる の負のループに陥っている模様。
ありがたいことに、福岡空港のカードラウンジは保安検査後にあるため、
カードラウンジで充電(重要)しつつ、搭乗時刻を待ちます。
ようやく搭乗時刻になったのでいそいそと搭乗口へ。
宮崎行の機材は座り心地が良くてお気に入りのE170(好)。ただし電源はなし(死)。
ようやく機内に入れたものの、混雑のため出発待ちのアナウンスが。
早朝の起床で睡眠不足+福岡に着いてからの約4時間で4km弱徒歩移動していた疲労から、まだ出発できないのか~とぼんやりアナウンスを聞きながら寝落ち。
気がつけば空の上にいましたが、どうやらドアが閉まってから離陸まで15分ほど待機していたようです。
目の前に飴が入った籠が差し出された気配で目を覚まし、
ボケた頭で飴を奪うように鷲掴み、飴を握ったまままた寝落ち。
シートベルトサイン点灯の音で起床。
宮崎空港にはスムーズに着陸できた模様。
飛行機を降りてゲートまで進み、搭乗ゲートにいた係員の方に乗り継ぎを伝えたところ、ゲート逆流で搭乗口に通してもらえました。
さらに、この後伊丹までずっと同じ機材であることを教えていただき、
福岡→伊丹便に乗れず家に帰れないのでは、と戦々恐々としていた身としては嬉しい限り。
ひん死のスマホを延命すべく、搭乗口でギリギリまで充電します。
素晴らしいJALスタッフの力によってすぐに機体の準備は整い搭乗開始。
福岡空港でもらった紙チケットの宮崎→福岡便のものを出して搭乗しましたが、アプリのQRも更新されていたので紙チケットはなくても大丈夫そう。
(いつもすぐに切り替わらないのでダメかと思っていた)
機内サービスの飴配り中、どれを取ろうか卑しく物色していると、飴を持っていた客室乗務員の方が「このまま伊丹までご一緒させていただきます」と挨拶してくださいました。
もしかすると福岡→宮崎便も同じ方だったのかもしれませんが、爆睡していたため記憶なし。
その後、伊丹行で再搭乗した時も目礼されたので、しっかり把握していただいたようです(クールな方で目礼だけなのが逆に良し)。
福岡空港への着陸待ちでまた遅延、伊丹行きも福岡空港の離陸待ちでまた遅延、と玉突き事故のように遅延が連鎖し、伊丹空港には予定より36分遅れて到着しました。
予行練習の感想
乗り継ぎに関しては、福岡空港の係員の方に教えていただいた通り、事前に予約を一本化してもらうのが必須かな、と。
特に宮崎→福岡後の福岡空港での乗り継ぎの時は、係員の方に乗り継ぎの方いらっしゃいませんか?と声をかけてもらわなければ、そのまま人の波に乗っていれば搭乗口からはかなり離れたところまで行ってしまったと思うので本当に良かったです。
今回は乗り継ぎ30分の便が全て同じ便だったので遅延の影響もそこまで大きくなく、無事に予定通りの便に乗り継ぐことができました。
ただ、福岡→伊丹便は搭乗ゲート変更の案内が来ていたので、本来は別の機材だったのかも・・・?
よくわかりませんが、もし別の機材だったら最後の便には乗れず、どうなっていたのかな~と思います。
JALの方は客室乗務員の方も地上係員の方も、みなさんとても気をかけてくださっていたので、安心感がありました。
12月から少し回数を増やしたピストン修行を始める予定なので、何事もなく終わることを祈っています。
おわり
コメント